AI と転職

AIとの壁打ちで自己分析しても強みが分からない? 昔の仕事について1問ずつ質問してもらう

ChatGPTに職務経歴書を貼って「自己分析の壁打ち相手になって」と頼むと、本人が答える前に、職務経歴書から読んだ特徴を表で並べた返事が来ます(試した3回すべて。1回は見出しに「仮説」と付けていました)。強みを先に出させず、昔の仕事の場面を1問ずつ質問してもらうプロンプト2つと、思い出せない時の答え方、返ってきたまとめの確かめ方を説明します。

公開 2026年9月23日 · 更新 2026年10月11日 · PREVIO 編集部

この記事で分かること

  • ・「壁打ち相手になって」とだけ頼むと、ChatGPTは本人が答える前に職務経歴書から読んだ特徴を表で並べ、動機や好みを聞いてきた(試した3回すべて)
  • ・強みを先に出させず、職務経歴書の行を1つ選ばせて、仕事の場面を1問ずつ聞かせる。思い出せなければ「覚えていない」と答えてよい
  • ・まとめは自分の答えと照らし合わせ、答えていないことは消す。残った「自分がしたこと」を職務経歴書に足し、面接でも強みの名前より先に話す
目次開く
  1. 011. 職務経歴書から個人情報を外し、1つ目のプロンプトに貼って送る
  2. 022. 聞かれたことに答え、思い出せなければ「覚えていない」と答える
  3. 033. 質問に3問ほど答えたら、2つ目のプロンプトで「まとめて」と頼む
  4. 044. まとめを自分の答えと見比べる
  5. 055. 残った事実を職務経歴書に足し、面接でも強みの名前より先にその事実を話す
  6. 06「壁打ち相手になって」とだけ頼むと、強みの候補が先に並ぶ
  7. 07AIが頼んだ聞き方を守らない時は、1文で頼み直す
  8. 08よくある質問
  9. 09この記事で試した範囲

ChatGPT に職務経歴書を貼って「自己分析の壁打ち相手になって」と頼んでみたら、「改善志向」「業務遂行力」のような強みの表と、改善に取り組んだきっかけや何が楽しかったかを聞く質問が返ってきた。答えていったものの、最後のまとめは自分で書いた自己 PR とほとんど同じで、職務経歴書に何を足せばいいのか、面接で何を話せばいいのかは分からないまま。調べても、出てくるのは就活生向けのプロンプトばかり。この記事は、そんな経験をした人に向けて書いています。

頼み方が悪かったとは限りません。当サイト PREVIO で、製造業の事務から IT 企業の総務アシスタントに移った架空の職務経歴書を ChatGPT のウェブ版に渡し、同じように頼んだところ、3 回とも、本人が何も答えないうちに、職務経歴書を読んで挙げた特徴 4 つの表が返ってきました。最初の質問は 3 回とも、改善のきっかけや楽しかったことなど、動機や好みを聞くものでした。挙がった特徴は、職務経歴書の要約としては合っています。ただ、もとは本人が書いた職務経歴書なので、その特徴を確かめる質問に答えていくと、出てくる話も自己 PR に書いたことの繰り返しになりやすいと当サイトは考えています。

そこで頼み方を変え、強みは後回しにして、職務経歴書に書いた昔の仕事について 1 問ずつ質問してもらいます。同じ職務経歴書でこう頼むと、3 回とも最初の返事は質問 1 つだけで、強みは出ませんでした。答え終わると、職務経歴書のどこに何を書き足せるかが分かります。

昔の仕事を細かく思い出せなくてもかまいません。思い出せなければ「覚えていない」と答えます。プロンプトでは、そう答えたら同じことを聞き直さず別の角度から聞くよう頼んでいて、試した対話でも AI はそうしました。AI が書いたまとめは自分の答えと照らし合わせ、自分が答えていないことが書いてあれば消します。

進め方は次の 5 段です。使うプロンプトは 2 つで、手順 1 と手順 3 に全文があり、そのまま貼れます。

  1. 職務経歴書から個人情報を外し、1つ目のプロンプトに貼って送る: AI は強みを出さず、職務経歴書の行を 1 つ選んで、仕事の場面を 1 問だけ聞いてくる
  2. 聞かれたことに答え、思い出せなければ「覚えていない」と答える: うろ覚えは「と思います」を付けたまま答える
  3. 質問に3問ほど答えたら、2つ目のプロンプトで「まとめて」と頼む: 書き足せる事実と、思い出せなかったことが返ってくる
  4. まとめを自分の答えと見比べる: 答えていないことは消し、言い切りに変わった所は「と思います」に戻す
  5. 残った事実を職務経歴書に足し、面接でも強みの名前より先にその事実を話す: 足すのは、きっかけと自分の行動が入った事実

1. 職務経歴書から個人情報を外し、1つ目のプロンプトに貼って送る

職務経歴書から、氏名や連絡先など、聞き手役の AI に渡す必要のない情報を外します。会社名や取引先の名前をどこまで消すかは、記事「職務経歴書をAIに渡す前に消す個人情報」で扱っています。

次のプロンプトの末尾、「(ここに職務経歴書を貼る)」の所に職務経歴書を貼って送ります。変えるのはそこだけで、指示の文言はそのまま使ってください。

これから職務経歴書を貼ります。自己分析のために、聞き手をお願いします。

進め方:
- 質問は 1 回に 1 つだけにしてください。私が答えてから、次の質問をしてください
- 質問は、職務経歴書に書いてある行を 1 つ選び、その仕事の場面を聞く形にしてください(誰と / 何を使って / 何がきっかけで / その前はどうやっていたか / いつ頃か、のどれか 1 つ)
- 私が答えたら、私が言った事実だけを 1 行でまとめてから、次の質問に進んでください
- 私が「覚えていない」と答えたら、同じことを聞き直さず、思い出す手がかりになる別の角度(その頃の部署の人数、使っていたソフト、忙しかった時期、よく来た問い合わせ など)から 1 つだけ聞いてください
- 強み・向いている仕事・褒める言葉・励ましの言葉は、私が「まとめて」と言うまで書かないでください
- 職務経歴書に書いていないことを、事実として足さないでください

最初の質問は、いちばん古い時期の行のうち、結果や数字が書かれていない行から選んでください。

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(ここに職務経歴書を貼る)

例の職務経歴書は、機械部品メーカーで事務と総務・人事を 12 年(うち最初の 6 年が一般事務)、その後 IT 企業で総務アシスタントを務めている架空の人のものです。送ると、最初の返事はこうでした。

職務経歴書の以下の行についてお聞きします。

**対象:2009年4月〜2015年3月(一般事務)**

> 電話応対、来客対応、請求書発行、備品管理、伝票起票、データ入力

**質問1:**

当時、請求書の発行には、どのようなソフトやシステムを使っていましたか?

3 回送ると、選ばれたのはどれもいちばん古い一般事務の行で、2 回は請求書の発行に使ったソフト、1 回は電話の相手を聞く質問でした。

このプロンプトは、いちばん古い時期の行から選ぶように頼んでいます。今の仕事について質問してほしい時は、職務経歴書のうち今の会社の部分だけを貼ります。

2. 聞かれたことに答え、思い出せなければ「覚えていない」と答える

答えは、整った文章にしなくてかまいません。うろ覚えの所は「と思います」を付けたまま答えます。

ここから先の答えは、この記事のために作った台本です。実在の人がこの聞き方で昔の仕事を思い出せるかどうかは確かめていないので、AI がどう聞き返し、どうまとめたかの例として読んでください。

上の質問(請求書のソフト)に、こう答えました。

最初は手書きの台帳から転記してWordで作っていたと思いますが、途中からExcelの管理表にしました。いつ切り替えたかは覚えていないです。

AI は、答えを 1 行にまとめてから、次の質問を 1 つ出しました。

事実の整理: 請求書は当初、手書きの台帳からWordに転記して作成していましたが、途中からExcelの管理表に切り替えました。切り替えた時期は覚えていません。

質問2:

Excelの管理表に切り替える前は、請求書を作成する際に、どのような手順で作業していましたか?

この 1 行で「と思います」が消えています。ここは手順 4 で直します。

思い出せない時は、そのまま「覚えていない」と答えます。もう 1 本の対話では、最初に電話の相手を答えると、次は購買の担当者からの電話の用件を質問されました。それへの答えです。

覚えていないです。10年以上前なので。

AI は同じことを聞き直さず、データ入力に使ったソフトへ角度を変えました(抜粋)。

事実の整理: 取引先の購買担当者からの電話の具体的な用件は、10年以上前のため覚えていません。

質問3:

当時、データ入力にはどのようなソフトを使っていましたか?

この質問への答えの中で、一つ前の質問で答えられなかった電話の用件も出てきました。

Excelと、販売管理のシステムです(名前は忘れました)。そういえば、購買の方からは納期の問い合わせが多くて、販売管理の画面で出荷予定を見て、その場で答えていました。

事務以外の仕事なら。 プロンプトにある別の角度(部署の人数、使っていたソフト、忙しかった時期、よく来た問い合わせ)は「など」で並べた例です。ソフトを使わない仕事なら「使っていなかった」とそのまま答えます。工場の仕事なら、班の人数、作っていた製品、よく止まった機械のように、自分の職場のことに置き換えて答えます。

3. 質問に3問ほど答えたら、2つ目のプロンプトで「まとめて」と頼む

1 回の会話では、職務経歴書の 1 行について 3 問ほど答えたらまとめを頼み、書き足せる内容をメモに写して終えるのを当サイトは勧めます。AI が次の質問を出していても、答えずに、同じ会話に次のプロンプトを送ってかまいません。

まとめてください。ここまでの会話で私が答えた内容だけを使って、次の 2 つを出してください。

1. 職務経歴書に足せる行: 職務経歴書のどの行に足すかを示し、私が答えた事実を 1 行 1 件で書く。数字は私が言ったものだけを使う
2. 思い出せなかったこと: 私が「覚えていない」と答えた項目のうち、その後の答えでも埋まらなかったもの

私が答えていないことは書かないでください。強みの名前は、まだ付けないでください。

1 本目の対話(請求書のソフトから始まった方)での 3 つの答えは、手順 2 で見た 1 つ目と、次の 2 つでした。

営業課から毎月の出荷データをもらって、それを見て請求書を作っていました。月末に営業課の係長に確認してもらってから発送していました。

事務は3人いて、請求書は私ひとりの担当でした。そういえば、Excelに切り替えたのは、取引先が増えて転記ミスで請求金額を1回間違えたのがきっかけでした。取引先は100社くらいあったと思います。

このプロンプトを送ると、次のまとめが返ってきました(記号も含めて、返ってきたままです)。

## 1. 職務経歴書に足せる行

**対象①:2009年4月〜2015年3月(一般事務)**

元の行:
> 電話応対、来客対応、請求書発行、備品管理、伝票起票、データ入力

追加できる事実:

- 事務担当は3人で、請求書発行は1人で担当。
- 取引先は約100社。
- 毎月、営業課から出荷データを受け取り、それを基に請求書を作成。
- 月末に営業課の係長による確認を受けてから請求書を発送。
- 当初は手書きの台帳からWordに転記して請求書を作成。

**対象②:2009年4月〜2015年3月(一般事務)**

元の行:
> Excelで請求書管理表・顧客マスタを整備し、手作業を削減

追加できる事実:

- 取引先の増加と、転記ミスによって請求金額を1回間違えたことをきっかけに、Excelの管理表へ切り替えた。

## 2. 思い出せなかったこと

- **WordからExcelの管理表に切り替えた具体的な時期**:その後の回答でも特定できていません。

2 本目の対話(電話の相手から始まった方)のまとめでは、「思い出せなかったこと」に 2 つの項目が挙がりました。電話の用件は、後の答えで分かったとして「解消済み」と書かれ、未解決として残ったのは「名前は忘れました」と答えた販売管理システムの名称だけでした。

4. まとめを自分の答えと見比べる

まとめの各行を、自分の答えと 1 行ずつ見比べます。見るのは次の 4 点です。

  1. その行は、自分のどの答えから来たか。 どの答えにも当たらない行は消します。上のまとめでは、どの行も答えのどこかに当たり、答えていないことは足されていませんでした
  2. 「と思います」「たぶん」が消えていないか。 「100社くらいあったと思います」は「取引先は約100社。」に、「Wordで作っていたと思いますが」は「当初は手書きの台帳からWordに転記して請求書を作成。」になっていました。「約」は残っても、自信の弱さは消えています。手順 2 で見た 1 行の整理の時点で、もう消えていました。メモに写す時は、100 社くらいだったと思う、のように「と思う」を付けて戻します
  3. 自分がしたことか、周りの状況か。 「事務担当は3人」は部署の状況で、「請求書発行は1人で担当」は自分の担当です。Excel の管理表へ切り替えたのは自分がしたことで、取引先の増加と転記ミスはそのきっかけです
  4. 元の行にまだ書いていない事実か。 元の行にもう「請求書発行」とあるので、請求書を作っていたというだけなら足しません。Excel の管理表の行も、整備したことは書いてあり、新しいのはきっかけです

5. 残った事実を職務経歴書に足し、面接でも強みの名前より先にその事実を話す

見比べて残った事実のうち、職務経歴書に足すのは、自分がしたことが入ったものを中心にします。毎月およそ 100 社分の請求書を作っていた、というのは担当していた仕事の量で、ほかの事務経験者とも重なりやすく、違いが出やすいのは、何がきっかけで自分が何をしたかが分かる事実だと当サイトは考えています。

例の人なら、2 本の対話から次のように足せます(当サイトが書き直した例です)。

・電話応対、来客対応、請求書発行、備品管理、伝票起票、データ入力
 取引先の購買担当者からの納期の問い合わせに、販売管理システムで出荷予定を確認してその場で回答
・Excel で請求書管理表・顧客マスタを整備し、手作業を削減
 取引先の増加と、転記ミスで請求金額を1回誤ったことをきっかけに、Excel の管理表へ切り替え

「Wordで作っていた」「100社くらい」は「と思います」付きの答えなので、書類には載せていません。書類に載せるのは、何度思い返しても揺れない所だけにすることを勧めます。

面接で強みを聞かれた時も、当サイトは、強みの名前より先に事実を話すことを勧めます。たとえばこうです。

取引先は 100 社くらいあったと思います。最初は台帳から Word に転記して請求書を作っていたと思いますが、転記ミスで請求金額を 1 回間違えたのをきっかけに、Excel の管理表に切り替えました。

その後どうなったか(ミスが減った、時間が短くなった、など)を本当に覚えていれば足し、覚えていなければ足しません。強みの名前は、話の最後に一言付けるくらいで足ります。強みの名前の付け方は、記事「自己分析をAIでやる手順とプロンプト全文」と「AIの自己分析はどこまで使えるか」で扱っています。AI に強みの名前を挙げてもらう時も、手元に自分の答えた事実があれば、その名前がどの事実に基づくのかを確かめられます。

「壁打ち相手になって」とだけ頼むと、強みの候補が先に並ぶ

同じ架空の職務経歴書を ChatGPT のウェブ版に渡し、「自己分析の壁打ち相手になってください。以下が私の職務経歴書です。」とだけ頼んだ 3 回と、手順 1 のプロンプトを送った 3 回の、最初の返事を比べました。どれも新しい一時チャットで送っています。

見るところ「壁打ち相手になって」とだけ頼んだ 3 回手順 1 のプロンプトを送った 3 回
本人が答える前に出たもの職務経歴書から読んだ特徴の表(4 項目。3 回とも「改善志向」を含む)質問だけ。強みは出なかった
最初の質問改善のきっかけ/きっかけと何が楽しかったか/自分に合っていると感じた業務や場面いちばん古い一般事務の行の場面(請求書の発行に使ったソフト 2 回、電話の相手 1 回)
答えを求めた質問の数1 問・2 問・1 問1 問・1 問・1 問

左の 3 回の返事は、どれも強みを決めつけてはいません。1 回は表の前の見出しに「(仮説)」と付け、表の後に「ただし、これらはあくまで職務経歴書からの仮説です。」と添えていました。挙がった特徴も、職務経歴書の要約としては合っています。

それでも、仮説のもとは本人が書いた職務経歴書です。その仮説を確かめる質問に答えていくと、答える内容も職務経歴書や自己 PR に書いたことの繰り返しになりやすい、と当サイトは見ています(測ってはいません)。手順 1 のプロンプトで強みを出させないのは、本人が仕事の場面を話す前に、AI が挙げた強みに話が引き寄せられないようにするためです。右の 3 回で強みが出なかったのは、まとめるまで書かないよう頼んだためだと当サイトは見ています。プロンプトはほかの指示も同時に出しているので、どの指示が効いたかは分かりません。

AIが頼んだ聞き方を守らない時は、1文で頼み直す

ウェブ版で手順 1 のプロンプトを送った 3 回では、強みも、一度に複数の質問も出ませんでした。それでも、AI が頼んだ聞き方を守らなかったら、先へ進む前に次の 1 文を送って頼み直します。

  • 質問が一度に 2 つ以上来た: 「質問を 1 つだけにして、私が答えるまで次へ進まないでください」
  • 強みや褒め言葉が出た: 「強み・褒め言葉は、私が『まとめて』と言うまで書かないでください」
  • どの仕事を話すか、自分に選ばせてきた: 「選んだ行の中から仕事を 1 つ選び、誰と・何を使って・何がきっかけで・その前はどうやっていたか・いつ頃か、のどれか 1 つを質問してください」

AI が質問の中で答えの例を挙げてきても、その例に合わせて答えず、覚えている範囲だけを答えます。目撃者から話を聞く方法についての記憶研究の総説は、思い出させる工夫には、経験していないことを思い出したように作ってしまう危険があり、誘導する聞き方は避けるべきだとしています(越智啓太「目撃者に対するインタビュー手法—認知インタビュー研究の動向—」、1998 年。仕事の記憶で測ったものではありません)。

よくある質問

AIとの壁打ちは、自己分析に意味がありますか

強みを判定してもらうより、昔の仕事の場面を質問してもらう使い方なら意味がある、と当サイトは考えています。強みの表はすぐに出てきますが、そのもとは自分が書いた職務経歴書です。

「厳しく評価して」と頼んだほうがいいですか

この記事の進め方では、評価そのものを頼みません。厳しく頼んでも、AI が評価に使う材料は同じ職務経歴書のままだと当サイトは考えています。評価を頼むなら、職務経歴書に書いていない事実を集めてからのほうがいいと考えています。

10年前の仕事をまったく思い出せません

「覚えていない」と答え続けてかまいません。まとめの「思い出せなかったこと」に残った項目を見れば、何を思い出せていないかが分かります。今の仕事が主役なら、古い時期の仕事は 1 行だけ質問してもらい、思い出せなければ職務経歴書はそのままでいいと当サイトは考えています。当時の手帳やメモ、昔の同僚の話を手がかりにする手もありますが、同僚の話は同僚の記憶なので、自分でもそうだったと思えた所だけを使ってください。

何日かに分けてやれますか

1 回の会話ではまとめまで出して、書き足せる内容をメモに写しておくことを勧めます。次にやる日は新しい会話を開き、手順 1 のプロンプトを貼り直して始めます。

勤務先や在籍期間、実績の数字も覚えていない場合はどうしますか

数字は、自分が言ったものだけを使うようにプロンプトで頼んでいます。覚えていない数字を対話で埋めようとはしません。在籍期間の確かめ方や、数字を覚えていない時の実績の書き方は、記事「前の会社の売上や件数を覚えていないとき、職務経歴書の実績はどう書く?」で扱っています。

この記事で試した範囲

試したのは、ChatGPT のウェブ版(モデルは gpt-6-thinking、一時チャット、思考量 Medium、2026 年 10 月 11 日)に、事務の架空の職務経歴書 1 人分を渡した結果です。最初の返事は、「壁打ち相手になって」とだけ頼んだ形と手順 1 のプロンプトで 3 回ずつ取りました。対話は手順 1 のプロンプトで始めた 2 本で、どちらも 3 回答えてから手順 3 のプロンプトでまとめを頼みました。

ほかの職種の職務経歴書、プロンプトの文言を書き換えた版、日をまたいで同じ会話を続けること、一時チャットではない普段のチャットやほかのモデル、この聞き方で自己分析の結果が変わるかは、試していません。

この記事の前の版(2026 年 9 月 23 日)では、OpenAI の gpt-5.6-sol を Codex CLI(コマンドラインから使う開発者向けのツール)で使って同じ比較をしました。そのときも、「壁打ち相手になって」と頼むと、本人が答える前に強みの仮説が 3〜4 個並びました。違ったのは質問で、最初の返事では今後の希望などを 4 問・2 問・1 問聞いてきました(ウェブ版は動機や好みを 1 問・2 問・1 問)。前の版では、介護と施工管理の架空の職務経歴書にも、手順 1 のプロンプトを 1 回ずつ通しています。

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