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キャリアアドバイザーはきつい?営業から移る前に知りたいノルマと土日

キャリアアドバイザーに移っても、数字はなくならず形が変わるだけです。入社まで売上がゼロになる仕組みはどの会社でも残り、夜・土日の回数や評価の中身、求職者の集め方は会社で変わります。「土日祝休み」の求人に土日の面談が並べて書かれている時の読み方、年収の比べ方、面接で確かめる 3 つをまとめました。

公開 2026年9月29日 · 更新 2026年10月9日 · 集計 2026年9月29日 · PREVIO 編集部

この記事で分かること

  • ・求職者が入社するまで売上がゼロ、内定後に本人が断れる、勧めないほうが本人のためでも成果にならない。この 3 つはどの人材紹介会社でも残る
  • ・夜・土日の回数と代わりの休み、評価に何が入るか、求職者を自分で集めるかは会社で変わる。「土日祝休み」の求人にも土日の面談が書いてあることがある
  • ・年収は基本給などの固定部分どうしで比べ、面接では夜・土日の回数、評価の中身、求職者の出どころの 3 つを聞く
目次開く
  1. 01どの会社に行っても残るのは、入社まで売上がゼロになる仕組み
  2. 02夜・土日の回数、評価の中身、求職者の集め方は会社で変わる
  3. 03「土日祝休み」の求人にも、土日の面談は書いてある
  4. 04年収は、基本給などの固定部分どうしで比べる
  5. 05面接で確かめるべきなのは、夜・土日、評価、求職者の出どころの 3 つ
  6. 06それでもやりたいかは、「今は転職しないほうがいい」と言えた日をうれしく思えるかで分かる
  7. 07よくある質問
  8. 08この記事の数字と声について

個人向けの営業で、月の契約目標を追い、土日はほぼ出勤している人がいるとします(架空の例です)。転職エージェントの面談で「お客さんの話を聞けてきたなら、キャリアアドバイザーも向いていると思いますよ」と言われた。けれど調べると、ノルマ、夜や土日の面談、求職者の辞退の話ばかり出てくる。職種を変えても同じなら、移る意味がありません。

キャリアアドバイザー(CA)に移っても、数字はなくならず、形が変わるだけです。 求職者が入社するまで売上がゼロになる仕組みは、どの人材紹介会社に行っても残ります。一方で、夜・土日に出る回数、評価に何が入るか、求職者を自分で集めるかは会社でかなり違います。土日は今より減らせる可能性がありますが、求人票の「土日祝休み」だけでは判断できません。

どの会社に行っても残るのは、入社まで売上がゼロになる仕組み

人材紹介は、求職者から手数料を取れません。「職業安定法」第 32 条の 3 が、求職者からの手数料を例外を除いて禁じています(2026 年 9 月 29 日確認)。そのため売上は採用した企業から受け取り、一般には求職者が入社して初めて入る成功報酬の形です。ここから、会社を選んでも消えないきつさが 3 つ出てきます。

きつさ今の営業との違い
求職者が入社するまで、売上も自分の評価も立たない「契約が取れるまでゼロ」は似ているが、面談・書類の添削・面接対策を何週間も重ねてからになる
内定が出た後でも、本人が断れる決めるのはお客さんではなく求職者本人。辞退や連絡が途絶えた時点で、積み上げがゼロに戻る
「今は転職しないほうがいい」と伝えても、成果にならない本人のためを思った一言ほど、数字につながらない

連絡が途絶えた瞬間を「苦労が全て水の泡になる瞬間」と書く現役の人もいます。

「合わない会社を勧める側」になるのは、こんな場面

数字のために勧める場面があることは、人材紹介で働いた人が書いています。月末に「あと数日考えたい」と言う人に決断を迫った、という経験です。本人にいちばん合うとは思わない会社を魅力的に見せて紹介することもありうる、と書く人材業界の人もいます。全員に寄り添っていては目標に届かない、という声もあります。逆の形として、面談で泣き出すような、支援がいちばん要る人ほど時間を割けない、という声もあります。

この圧力は売上の仕組みから来るので、会社を変えてもゼロにはなりません。重さを左右するのは、その会社が担当者の何を評価するかです。

夜・土日の回数、評価の中身、求職者の集め方は会社で変わる

求職者の多くは昼に働いているので、面談や連絡は夕方以降や土日に寄ります。これは仕事の性質です。ただ、それをどこまで引き受けるかは会社で形が違います。

会社で変わること会社による違いの例
夜・土日の回数と代わりの休み月に 1〜2 回ほど面談のため土日祝に出て振替休日を取る、週 1 回ほど 18〜21 時の遅番があり翌日は半日休む、21 時スタートの面談があった翌日は出社を 1 時間遅らせる、など
評価に何が入るか入社人数や売上だけを見るか、面談数・推薦数など途中の数字も見るかで違う、と書く記事がある。途中も見るなら、辞退で売上にならなくても積み上げは評価に残る
求職者を自分で集めるかスカウトサイトで自分で集める会社では、100 通送って返事が 1 通来るかどうかを毎日繰り返す、という声がある。集客を別のチームが担う会社もある
両面型か分業か1 人で企業の担当(RA)も持つ両面型は、求人をもらう営業も自分でやる。分業なら求職者の担当だけになる

反響で来たお客さんの話を聞いて提案してきた人にとって、仕事が近いのは、求職者が向こうから来る会社の CA です。当サイト PREVIO の掲載求人では、求職者の集客は別のチームが行う、反響型だ、と書く会社は 5% 前後でした。少ないので、見つけたら優先して残す候補になります。

「土日祝休み」の求人にも、土日の面談は書いてある

当サイトの掲載求人では、求職者対応の夜・土日について書く会社の多くが、同じ求人に「土日祝休み」とも書いていました。月に 1〜2 回ほど面談のため土日祝に出勤し、振替休日を取る、と並べて書く形です。「土日祝休み」は、面談のための土日出勤がないという意味ではありません。

求人票の段階でできるのは、次の振り分けです。

  • 落とす: 「土日含むシフト制」「土日勤務あり」のように、土日の出勤を前提に書いている求人
  • 優先して残す: 土日に出る回数と代わりの休みを具体的に書いている求人と、求職者の集客を別チームが行う・反響型と書いている求人
  • 確かめる: その求人が本当に人材紹介の CA か。キャリアアドバイザーの名前でも、派遣の人材コーディネーターや SES の営業の求人が混じります。仕事内容に求職者との面談、企業への推薦、入社までの支援があれば人材紹介です

回数まで書く会社は、当サイトの掲載求人では 5% 未満でした。多くの求人は、回数が分からないまま面接に進むことになります。

年収は、基本給などの固定部分どうしで比べる

未経験で入った最初の年収がいくらになるか、今からどれだけ下がるかは、確かな数字がありません。厚生労働省の job tag に載っている年収は、民間の職業紹介で働く人も含めた相談の仕事全般の統計で、人材紹介の CA だけを切り出した値ではないので、そのまま当てはめないほうがいいです。

そのうえで、比べ方ははっきりしています。基本給など、成果に関係なく入る固定部分どうしで比べてください。 今の年収が歩合込みなら、なおさらです。

当サイトの掲載求人では、インセンティブありと書く会社が約 55% ありました。ただ、額や基本給との比率、何に連動するか(決定数か粗利か、個人かチームか)は、ほとんどの求人に書かれていません。面談から入社までは何週間もかかるので、入ってすぐの月はインセンティブを当てにせず、固定部分だけで暮らせるかで判断するのが安全です。求人票の「年収 350 万〜600 万円」のような幅は、下限が固定部分なのか、そこにも何か含まれているのかを確かめ、内定までに基本給とインセンティブの内訳を書面で見てください。

面接で確かめるべきなのは、夜・土日、評価、求職者の出どころの 3 つ

求人票で分からないことは多いですが、面接で聞くのは次の 3 つで足ります。

  1. 「夜の面談と土日の出勤は、月に何回ありますか。その分の休みはどう取っていますか」 休みを合わせられるかが、ここで分かります
  2. 「担当者の評価は決定数だけですか。入社後の定着や求職者の満足度は入りますか」 数字のために勧める圧力の重さが、ここで見えます
  3. 「担当する求職者はどこから来ますか。スカウトは自分で送りますか」 話を聞く時間がどれだけ残るかが変わり、2 の重さにも響きます

当サイトの掲載求人で、「数字より求職者を優先する」と書く会社は約 5% でした。書いてあっても板挟みが消えるわけではないので、2 は書いてある会社でも聞いてください。選考に進んだら、現場の CA と話す機会があるかを頼んでみるのも手です。応じてくれるかどうかも、会社を見る材料になります。

それでもやりたいかは、「今は転職しないほうがいい」と言えた日をうれしく思えるかで分かる

数字も夜・土日も、会社選びで軽くはできてもなくなりはしません。それでも CA に行く理由があるとすれば、人の話を聞いて、その人の選択を手伝う仕事そのものをやりたいかどうかです。

確かめる問いを 1 つ挙げます。CA の仕事には、「今は転職しないほうがいい」「この求人は合わないと思う」と伝える場面があります。その場合、入社は決まらず、売上にも評価にもなりません。それでも、その一言を言えた日をうれしいと思えるか。それとも、成果にならないなら苦しいと感じるか。 今の仕事で、お客さんのためにいちばん安いプランを勧めた日がうれしかったなら、それに近い場面です。

転職エージェントの面談を受けたことがあるなら、そのときの担当者を思い出すのも手軽な確かめ方です。何を聞かれ、何を勧められ、その後どう連絡が来たか。それを自分が週に何人も、夜や土日も含めてやると想像して、嫌でないかを考えてみてください。「向いている」と言われたことだけが理由なら、今の業界で土日休みの仕事も、同じ物差し(休み、数字の重さ、固定部分の年収)で並べてから決めると納得しやすいはずです。

よくある質問

CA、RA、両面型は何が違いますか?

CA(キャリアアドバイザー)は求職者の担当で、面談、求人の紹介、書類と面接の対策、日程調整、内定後の条件のすり合わせまで受け持ちます。RA(リクルーティングアドバイザー)は企業の担当で、企業を開拓して求人をもらい、欲しい人を聞き取り、候補者を推薦します。両面型は 1 人で両方を持ちます。当サイトの掲載求人では、両面型と書く会社が約 30%、分業と書く会社が約 5% で、どちらも書かない会社が約 65% でした。まず CA から始めて両面へ、という段階を書く会社もあります。

ノルマのない会社はありますか?

求人票に「ノルマ・KPI なし」と書く会社は、当サイトの掲載求人では 5% 未満でした。書いていない会社の目標の中身は、求人票からは分かりません。売上が入社時に企業から入る仕組みはどの会社でも同じなので、目標がまったくない会社を探すより、目標の単位と評価に何が入るかで選ぶほうが現実的です。

担当する求職者は何人くらいですか?

会社でかなり違い、求人票に書く会社も少数です。書いてある数字も、「月 20 件程度」は面談の件数、「月 50〜70 名」は担当数として書かれていて、同じ単位ではありません。担当数が同時に抱える人数なのか、月に新しく持つ人数なのかも、求人票からは分かりません。面接では、今担当している人数と月の新規面談の数を分けて聞くと比べられます。

学校やハローワークのキャリアコンサルタントと同じ仕事ですか?

相談に乗る点は同じですが、売上の立ち方が違います。厚生労働省の job tag「キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント - 職業詳細」は、相談者の職業選択を支える仕事として、ハローワーク、民間職業紹介会社、人材派遣会社、企業等の人事部門、学校など幅広い分野で働いているとし、相談者に寄り添う倫理意識が欠かせないとしています(2026 年 10 月 9 日確認)。人材紹介の CA はこのうち民間職業紹介会社で働く人で、求職者の入社で企業から売上を得るので、決定数などの目標が付いてきます。学校やハローワークの相談には、こうした売上の目標はありません。

キャリアアドバイザーに向いている人は?

人の話を聞いて選択を手伝うことにやりがいを感じ、そのうえで、成果にならない一言を言える日があっても続けられる人です。今の営業で数字と土日に疲れているだけなら、CA は近道とは限りません。数字は形を変えて残り、土日もゼロとは限らないからです。

この記事の数字と声について

  • 当サイトの数字は、2026 年 9 月 29 日時点で当サイト PREVIO に掲載していたキャリアアドバイザーの求人のうち、題名から人材紹介の CA・RA・両面型と読めるものを、会社単位で数えました(その記載のある求人を 1 件以上出している会社の割合)。仕事内容や勤務条件などの欄に書いてあるかを語で拾い、区分ごとに拾った求人を目で見て直した結果で、割合は 5% 単位に丸めています。日本の人材紹介の求人全体の数字ではありません。書いていないことは、無いことを意味しません
  • 夜・土日の回数と休み方の例、両面型か分業かの例は、求人票に書かれていた形を紹介したものです。評価のしかた(結果だけを見るか、途中の数字も見るか)は、検索上位の転職情報の記事に書かれていた形です。実際の働き方は、同じ会社でも部署や時期で変わります
  • 学校やハローワークの相談に売上の目標が無いこと、成功報酬が入社時に入ることは、仕組みからの当サイトの整理です。職業安定法が定めているのは、求職者から手数料を取れないことまでです
  • 月末の決断を迫る場面、スカウトの返信、面談で泣く人、連絡が途絶えた時の感じ方などは、人材紹介や人材業界で働いた人の個人の声として紹介しています
  • 未経験で入った最初の年収と、今の年収からの下がり幅は、確かな数字が無いため書いていません。年収の比べ方、面接で聞く 3 つ、「今は転職しないほうがいい」と言えた日の問いは、当サイトの判断と助言です
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